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【開催御礼】ワンネス財団 ウェルビーイング・シンポジウム
11月2日(土)大阪市の国際交流センターを会場に「ワンネス財団ウェルビーイング・シンポジウム」を開催。
司法、矯正、更生保護、福祉関係者を中心に多くのご参加をいただき、『新たな立ち直り支援』『生きがいをもった生きなおし』について共に考える時間となりました。
第1部は、 法務省大阪矯正管区 日笠和彦管区長をお迎えしてご講演いただきました。
「これからの更生支援を考える 〜矯正施設の取組と課題」を演題に、刑事施設内での処遇の現状、拘禁刑導入をはじめとするこれからの取り組み、更には職員の意識改革に至るまで理解することができました。
第2部は、「支援者からメディエーター(仲介者)へ」をテーマにパネルディスカッションを実施。
西田利昭氏(奈良県地域生活定着支援センター長)、緒方伸子氏(北新地クリニック放火事件被害者家族)をパネラーとして、ワンネス財団顧問の中島学(福山大学教授)コーディネートのもと、財団共同代表の伊藤、三宅も参加。
ワンネス財団の生きなおし応援、奈良定着や緒方氏とのコラボレーション等の事例発表を交えて、「支援」という非対等な関係から、仲介者への変質の必要性、そして対象者と同様の生きづらさを抱える当事者による伴走応援への期待など、さまざまな視点で意見が交わされました。
最後に、共同代表、副理事長、奈良地区ディレクターからそれぞれ挨拶し、活動20年目に入ったことを感謝と共にお伝えしました。
経験者が関与する「生きがいをもった生きなおしの応援」という新たな視点について、会場から質問がいくつも寄せられるなど高い関心を感じた、本シンポジウム。
財団の取り組みが専門的視点から言語化される機会は本当に貴重で、今後、各地域で開催することの必要性も感じました。
ご参加いただきました皆さま、ご登壇いただきました皆さま、本当にありがとうございました。
(ワンネス財団 三宅)
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